歯の構造と痛みを知ろう

歯の痛みの応急処置と気を付けること
歯の痛みが生じた際、放置では痛みが長時間続きます。市販薬でも良いので、薬を服用しましょう。特に頭痛薬の場合は、歯の痛み緩和にも効果が出るものがあります。ただし、容量など服用時の注意事項は確認しましょう。
親知らずが細菌に侵食されるなどで腫れている時は、冷やして痛みを和らげる方法があります。氷を濡れタオルに入れて、患部に当てます。冷却シートがあれば、使用するのも有効な手段となります。一方、冷やし過ぎると血行不良や血液の循環に支障をきたしかねません。
セルフケアをする際に、間違った方法をとれば症状悪化の原因となります。飲酒や喫煙は、患部を刺激してしまうので控えましょう。筋トレのような激しい運動や入浴は、血液の循環を良くします。その分、神経を圧迫させて痛みを強くしてしまいます。必要なら、短時間のウォーキングやシャワー浴程度にしましょう。
食生活の見直しとキシリトールガムの効果
歯の痛みで悩んでいる人はもちろん、予防の観点でも生活習慣の見直しは有効な方法となるでしょう。
一日3食を規則正しく摂った食生活をしている場合、お菓子などの間食は控えると良いです。間食の回数が増せば、プラークが付きやすくなります。その分、歯の痛みを引き起こす可能性が増します。だらだら食いをしている人も、注意が必要です。
人は食べることで、歯面が脱灰しやすくなります。唾液により、溶けた歯面を再石灰化により修復をしてくれて、歯の痛みの予防ができます。間食の際に、歯の再石灰化を促すキシリトールガムを20分程度噛むことで予防が図れます。その際に、歯医者や薬局で販売されているものであれば、90%以上キシリトールが含まれているので高い効果が見込めます。